山下洋輔の『ピアニストに手を出すな!』

を読了した。これが滅法おもしろい。
 今までオレが読んできた山下洋輔のエッセイはヨーロッパ・ツアーを描いた『ピアニストを笑え!』のような長編紀行文だった。これらも面白主義だったが、単なるエッセイ集のこの本はそういうのに飽きてきたオレにはものすごくおもしろい。うまいことタモリのCDが再発されたのもあって、山下、筒井、タモリといった連中のどたばたした日常が描いてあるのも興味深い。
 毎回ゲロとか、祭りとかいったネタの中でもネコツアーについてのエピソードを楽しく読んだ。

ピアニストに手を出すな! (新潮文庫)

ピアニストに手を出すな! (新潮文庫)