去年の終わりからずっと読んでいた

小林秀雄の恵み

小林秀雄の恵み

橋本治の『小林秀雄の恵み』(新潮社)をようやくきのう読み終わった。
 この本は本居宣長小林秀雄が読む『本居宣長』をさらに橋本治が読み解くという複雑な本であるうえに、その本居宣長も『古事記』を読み解いていくというメタ構造になっている。
 橋本治本居宣長のいうことはわかるが小林秀雄のことはわからないという。しかし、本居宣長には関心がないが小林秀雄には関心があるという。