山沢大洋のCD

music tree

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 山沢大洋は木村カエラの「Level42」、「happiness!!!」をつくった人ということで気になっていた。
 まだ「saku saku」を知らなかったので、「Level42」のビデオ・クリップを見たときにそのチープさにびっくりして、やられてしまった。「saku saku」を知ったあととなっては洗練されていたものだったんだな、とあらためて思う。が、そのあと「happiness!!!」を聴いて今度は曲の良さにやられた。
 そうして曲を書いていた山沢大洋という名前に出会った。
 ところがそれ以降その名前には会わず、木村カエラがサードアルバム『Scratch』でぼくの中で注目の存在になって山沢大洋の名前を忘れたころに、突然こうして彼の山沢大洋名義のアルバムが出た。

 このアルバムはヴォーカルにその木村カエラ岡村靖幸などをフューチャーしたものでものとしては冨田ラボのアルバムと同じものだ。
 富田ラボのものと違うのは富田ラボはアルバム全体の色があるのだが山沢のアルバムは木村カエラのは歌謡曲・ポップスよりなのに対し、岡村靖幸の曲はファンク・ニューソウルになっていて、曲ごとに違っているのだ。
 だから何回か聴いただけの今の時点ではまだアルバムの全体像がつかめていないのだ。それでも何曲かの好きな曲は出てきているのだけど。