『虐殺器官』(伊藤計劃)を読了。
- 作者: 伊藤計劃
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/02/10
- メディア: 文庫
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虐殺文法にはなるほどと、うなづきつつも平静だったが、ジョン・ポールの虐殺の動機にはショックを受けた。そこにつづく怒涛のエピローグ。このエピローグのものがたりが流されていくことに小松さんが不満を覚えたのもよくわかる。物語のおもしろさがようやく第5部から始まる。ただ一撃必殺のミステリーだとすれば、もうそのことにはやられてしまった。