有栖川有栖と島崎博

鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集

鏡の向こうに落ちてみよう 有栖川有栖エッセイ集

 有栖川有栖の最新エッセイ集『鏡の向こうに落ちてみよう』を読んだ。
 冒頭の台湾に行ってサイン会をしてくる、という話が興味深い。このときに有栖川さんは「幻影城」の編集長・発行人だった島崎博さんと会っていて、そのエピソードが一番、むかしに連城、泡坂といった作家の推理小説にはまっていたものとしては興味を持って読んだ。
 それこそこういった短いものでなくこのネタだけで一冊かいてくれたらもっとよかったのにと読んでからおもった。